親知らず抜歯後の注意事項 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

親知らずを抜歯後Wisdom Tooth

ゆすぎすぎには注意?

抜歯後に気を付けること

お疲れ様でしたー!本日は歯を抜きましたので今日は激しくお口をゆすがないようにして下さい。

なんで激しくお口をゆすいではいけないんですか?

激しくゆすいでしまいますと、ドライソケットになってしまうからです。

ドライソケットって何ですか

抜歯後のドライソケットとは?

ドライソケットとは、英語で言うと、ドライ(乾いた)ソケット(穴)という意味で、歯を抜いた後に血の塊が出来ずに、ぽっかりと穴があいて、骨がむき出しになっている状態のことです。

本来なら、血の塊、血餅ができ歯ぐきとなり穴がふさがり治っていきます。

なので、お口を激しくゆすいでしまいますと、かさぶたがとれて出血してしまいまして、血が流れすぎて骨がみえてそれが原因で感染したり、お痛みがでてしまいますので、軽くゆすぐようにしてください。

そうなんですね。かしこまりました。

お痛みが続くようでしたらすぐにご連絡ください。

ありがとうございました。

親知らず(智歯)抜歯後の穴

当日してはいけないこと

血行が良くなる行為

飲酒・激しい運動・長時間の入浴は血行がよくなる行為です。出血が止まらなくなる恐れがありますので当日は控えてください。シャワー程度であれば問題はありません。
翌日以降は出血が止まっているようであれば問題ありませんが、飲み過ぎ・激しすぎる運動・あまり長時間の入浴はお勧めできません。

喫煙

タバコに含まれるニコチンが傷の治りを遅くしてしまいます。
もちろん一番は禁煙です。しかし喫煙している方に禁煙してください、というのも急には難しいと思います。
せめて当日は控えていただき、1週間ほどはいつもより本数を減らすことをお勧めいたします。

刺激物の飲食

辛いものや硬いものは傷口を刺激してしまい、お痛みや腫れが出る可能性があります。
また、意外ですが納豆も控えた方が良いです。ビタミンKという成分が出血をしやすくしてしまうので注意してください。
また、抜歯の直後は麻酔も効いています。刺激物に限らず、口元が緩くなっていたり、頬の内側を噛んでしまったり、新たに傷を作ってしまう恐れもございます。麻酔が切れるまでのご飲食は十分ご注意ください。

うがいのしすぎ、歯磨き

うがいのしすぎはドライソケットになってしまう恐れがあります。また、抜歯した付近をゴシゴシと歯磨きをしてしまうと同じく血液を流してしまったり、傷口を刺激してしまうので当日〜数日は控えてください。
しかし、抜歯部位以外の歯磨きはしっかりするようにしてください。お口の中を清潔に保つことは傷の治りを良くすることに繋がります。

逆にした方が良いことってあるの?

処方された薬を飲む前にお腹に何か入れる

空腹でお薬を服用してしまうと胃が荒れやすくなってしまいます。可能であれば何かカロリーのあるものをお腹の中に入れましょう!

寝る時、枕にタオルを敷く

稀に血が流れて寝具が汚れてしまうこともございます。一枚タオルを敷いて置くと汚れてしまう心配がなくなります。

通常の生活に戻れるまではどのくらい?

抜歯後はお痛み・腫れ・口が開きにくい・喉の痛み・発熱などの症状が出ることがございます。通常お痛みは痛み止めで治る程度ですが、どの症状も1週間ほどは続く可能性がございます。症状の改善がみられず心配な場合は、一度診察をお勧めいたします。

また、傷口が塞がるまでの期間は、親知らずがまっすぐ生えており歯ぐきの切開などをしなかった場合で約1ヶ月程度です。親知らずが埋まっていたり斜めに生えており歯ぐきの切開や骨を削った場合は約1ヶ月〜半年程度ですが、いずれも個人差がございます。

穴が塞がるまでの間は傷口に食べカスが入り込んでしまう可能性もあります。あまり無理に取ろうとすると瘡蓋が剥がれてしまう恐れもあるため避けていただきたいですが、気になる方は当院で穴の洗浄などを行うことも可能です。お気軽にご連絡ください。

抜歯翌日以降の注意事項

抗生物質は飲み切る

当院では抜歯後は痛み止めと抗生剤の処方をしております。
痛み止めはお痛みのあるときのみの服用で問題ありませんが、抗生物質は最後まで飲み切るようにお願いいたします。
抗生剤は途中で飲むのをやめてしまうと、残った細菌が薬に対して耐性を持ってしまう恐れがあるためです。
しかし飲み忘れたからと言って2回分をまとめて飲むことはやめましょう。飲み忘れたことに気がついた時点で一回分服用し、次までしっかり時間を開けて続きを飲むようにしましょう。抗生物質の服用間隔目安は下記の通りです。

1日3回服用のお薬…次回の服用まで4時間以上
1日1回服用のお薬…次回の服用まで8時間以上

傷口の刺激をしない

空いた穴や縫合した糸など、気になることもあるかとは思いますが、指や舌で触ってしまうと出血や細菌感染をしてしまう恐れがあります。
瘡蓋が出来上がった後であれば、その瘡蓋が剥がれてお痛みが出てしまう可能性がありますのでなるべく触れないようにしましょう。

まとめ

まずはあまりうがいをしすぎないこと、刺激をしないことが第一です。
お口の中に傷口がある状態ですので、身体に怪我をしたときと同じように安静にすることが大切です。また、痛みなどの症状が続いて不安な場合は、我慢せずに一度受診することも重要です。
ドライソケットであれば傷口の洗浄・消毒や軟膏を塗布するなど処置が可能です。
抜歯の際には必ず抜歯後の注意事項をご説明しておりますので、必ず守っていただくようお願いいたします。また、説明の用紙もお渡ししておりますので、帰宅後にも1度目を通しご確認ください。

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