親知らず抜歯後の注意事項

コラム

親知らず抜歯後の注意事項

親知らずを抜いた後に、様々な不安に襲われると思います。出血止まらないけど、大丈夫かな?結構腫れてきたけど、もっと腫れるかな?

抜くまでもそうですが、抜いた後も非常に注意が必要です。

抜いた後にあれっ?とならないように、抜歯後の注意事項に関しても、理解しておきましょう。

親知らず抜歯後に行ってはいけないこと

舌や指で抜歯部位を触らない

触らない

舌や指で抜歯した部位を触ってしまうと、出血を招いたり、糸がとれてしまうことがあります。

糸がとれてしまうと、傷口が開きますので、出血したり、治りが悪くなってしまいます。糸が気になると思いますが、できるだけ触らないようにしましょう。

最近の糸は、ソフトナイロンという糸を用いています。これは、ナイロンで釣り糸のような素材ですので、汚れがつきにくいです。汚れが付いても取れやすいという特徴があります。

熱いお風呂やシャワーや体が温まる運動をしない

運動しない

親知らずを抜くと腫れます。

これは皆さん、周知のことだと思いますが、腫れている時に、温かいお風呂やシャワーに入りますと、血流が良くなります。そうすると腫れた親知らずの部分が、心臓のようにバクバクしちゃいます。

何となく皆さん想像がつくと思うのですが、「先生、親知らずのドクドクが止まらないんですけどー」といった問い合わせが、年に数回あります。

血流が良くなると単純に炎症性の反応が起こっているところに、血液がたくさん流れますので、ドキドキする現象が起こります。体を温める運動も同じ理屈ですね。

抜歯後、腫れが治まるまでは、体を温めるようなことは避けましょう。

あまりゆすがない・うがいしない

ゆすがない

親師らずを抜歯すると、歯に穴が開きます。この穴を治すために血液がたまります。

この血液をゆすいだり、うがいして流してしまった場合、ドライソケットになりやすくなります。また、非常に治りが悪くなります。

普通の擦り傷でも同じですが、治る途中のかさぶたをはいでしまうと、治りが悪くなりますよね。同じようなことが抜歯後に起こります。

出血が止まらないからといって何度もゆすがない、歯ブラシの後、ゆすぐ際も血液を流さないように十分注意してください。

抜いた部位の歯を磨かない

歯を磨かない

抜いた部位の歯を磨くと、1度止まった出血がまた始まります。つまり、傷口をまた傷つけてしまうことになります。

これで、抜歯後に再出血で来院することになりますので、患者さんも大変ですし、時間の無駄にもなりますので、気をつけましょう。

抜歯した時は、特に柔らかめの歯ブラシに変更を行い、傷をつけないように注意して磨いてください。

刺激物を食べない

カレー

どんな食事をした方が、良いですか?と良く聞かれます。

抜歯後は、腫れやすいですので、できるだけ栄養のある食べ物を選んでください。また、硬いものをさけて、柔らかく飲み込みやすい食べ物の方が良いです。

カレーや辛い食べ物などの刺激物を避けて、栄養のある食事を心がけましょう。

親知らず抜歯後におすすめの食べ物と注意点

麻酔が切れる前に食事をしない

食事しない

抜歯後1時間から2時間位は、麻酔が効いています。

麻酔が切れないうちに食事をすると、唇や頬の内側を知らず知らず内に、咬んでしまい、気付いたら、唇から出血していた。ということもあります。

麻酔が効いていますので、咬んで痛みがあったとしても、気づかないんですね。

熱い食べ物にも注意が必要です。気づいたら火傷をしていたという事もあります。これも、気づかないんです。

麻酔が切れてからの食事の方が安全ですので、唇や頬の間隔が戻ってから、食事をするようにしましょう。

飲酒をしない

Drunkenness Woman

「親知らず抜歯したけど、明日は接待なんで少しくらいいいよね」良くこんな事を患者さんから、言われますが、歯医者からどうぞどうぞと言うことは、まずありません。

親知らず抜歯後に飲酒を行うと、熱いシャワーやお風呂と同じように、血流が良くなり抜歯した部位が、心臓のようにドクドクしてしまいます。

また、飲酒をするとひょんな事から、再出血を招きかねません。

次の日となると腫れのピークになりますので、飲酒は、最低でも腫れが引くまでは、控えるようにしてください。

タバコを吸わない

禁煙

抜歯後にタバコを吸いますと、歯肉の血流が悪くなります。ということは、傷口への血液供給が悪くなりますので、治りが非常に悪くなります。

タバコは、百害あって一利無しですから、これを機会に禁煙することをオススメします。

処方箋の抗生物質は必ず飲み切る

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痛み止めは、痛い時だけ服用すれば良いですが、抗生物質は、最後まで服用しなければなりません。通常は、3日間、朝、昼、晩の3回になると思います。

なぜ、この9回をきちんと服用する必要があるかと言うと、お口の中は、床よりも汚く、細菌の数が非常に多いんですね。だから、感染しやすいんですね。

きちんと抗生物質は、最後まで飲み切るようにしましょう。

冷やしすぎてはいけない。

Frau mit Zahnweh - woman tooth ache

抜歯後、48時間で腫れがピークに達します。昔は、腫れたら冷やすは当たり前でした。ところが、最近では冷やさない方が、治りが良いという考えに変わってきました。

これは、冷やし過ぎてしまうと、血流が悪くなってしまうので、血液が炎症部位に流れていかないという現象がおこり、治りが悪くなります。

そのため、抜歯当日などは、濡れタオルや冷えピタなどで冷やすのは、問題ありませんが、その後、冷やし過ぎないように気をつけてください。

良くある抜歯後トラブル

糸がとれた

結んでいた人がとれる場合があります。

これは、自然にとれる場合と舌や指で触った事によりとれる場合と2パターンあります。

糸がとれた後に、出血が続く場合は、歯科医院を受診して、縫い治してもらいましょう。

出血が特にない場合は、様子をみても問題ありません。

痛みが3日後も全然引かない

女性 上半身 悔しい

これは、抜歯した穴の血液のかさぶたが流れ、骨がむき出しになり、ドライソケットになっている可能性があります。

痛みが結構強いので、なかなか、痛みが引かない場合は、すぐに歯科医院を受診しましょう。

骨から出血を促して、かさぶたを作る必要があります。

食べ物が挟まった

診察

縫合を行った糸に食べ物がからまった、抜歯した穴に食べ物が挟まった、というトラブルがあります。

そのままにしていればその内とれてきますので、安心してください。

なかなかとれなくて、気になる時は、歯科医院を受診して、取ってもらいましょう。すぐにとれると思います。

出血が止まらない

唾液の中に血液がまじることは2日くらい続きます。

通常は、ガーゼや清潔なティッシュでグッと圧迫止血を行う事で、出血は、ほとんど止まってきます。

しかし、ドクドクと流れるような出血がある場合は、すぐに歯科医院に連絡して、受診をするようにしてください。

抜歯後の圧迫止血で止まった出血も、家に帰ってから、出血が再度起こるケースも非常に少ないですが、稀にあります。

その際は、すぐに連絡して歯科医院を受診しましょう。ほとんどのケースで止血をすることが可能です。

抜糸

抜糸は痛いの?

抜糸は痛くないです。しかも、すぐに終わります。

歯肉を縫い合わせた糸をハサミで切って取るだけですので、そんなに痛いということはありません。1本切るのに30秒ほどで抜歯できます。

6本でもおおよそ3分ですので、お時間をあまり掛けずにご案内させていただきますので、ご安心ください。その後は、消毒をして終了です。

糸をそのままにしておくと汚れがつきます。10日後に必ず抜きましょう。

抜糸後は?

brushing teeth

親しらずで抜歯した部分は、3ヶ月から6ヶ月位しないと穴の部分が、埋まってきません。

そのために、食べ物が詰まったりして、気になる患者さんがいらっしゃいます。

穴の部分に骨ができるまでは、食後の歯ブラシとうがいを忘れずに行いましょう。

まとめ

親知らずは、抜歯する前も抜歯した後も、どちらも重要になりますね。

抜歯後は、痛みや腫れもありますので、その中で他のハプニングがあると余計に心配になりますよね。

抜歯後に起こるハプニングに関しての知識を持っておくだけでも、安心に繋がりますので、読んでから、抜歯に向かうようにしましょう。

痛くない?親知らずの抜歯

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