矯正歯科で抜歯を行うことはあるのでしょうか。

コラム

矯正歯科で抜歯を行うことはあるのでしょうか。

精度の高い矯正治療の計画の中で、抜歯を組み込む事が考えられます。

抜歯を行うことがある

矯正治療にあたり最も大切なプロセスの1つが治療計画の立案です。

ご相談いただき、精密検査を経て、検査結果やご本人の希望を元に治療計画を立てるのですが、ここが要(かなめ)です。

適切な治療計画無くして、スムースな治療経過や満足のいく治療結果は得られません。十分に治療計画を練らずに行き当たりばったりで治療を開始するど想像するに恐ろしいことです。

もちろん、状況に合わせて治療計画の見直しや修正は行います。下記のような場合は、抜歯を組み込むことがあります。

凸凹が大きい場合

歯が大きかったり、歯を支える骨の土台が小さかったり、歯の大きさと土台の大きさのアンバランスが大きい場合です。分かりやすい特徴としては、八重歯や歯が重なっている状態です。

歯の傾きが大きい場合

歯は重ならずにいるものの、前方への傾斜が大きい場合です。特徴としては、口の閉じづらさや口を閉じた時の顎のしわが挙げられます。

治療既往の歯が予後不良と考えられる場合

虫歯などの理由で歯科治療経験のある歯の根に大きな膿みの袋ができていたり、根が割れてしまっていたりする場合です。

歯を動かすにあたり、親知らずがあると差し障りがある場合

親知らずの向きやもぐっている位置によっては、抜歯をお勧めすることがあります。

どの歯を抜く必要があるの?

次に、どの歯を抜く必要があるかご説明いたします。

小臼歯のどちらか

小臼歯
歯には前歯、小臼歯、大臼歯という3つの種類があります。前から数えて1〜3番目の歯は前歯と呼ばれ、それぞれ固有の形をしています。
中でも3番目の歯は犬歯と呼ばれ、全歯種の中で最も根が長く、もちのよい歯です。

前から数えて6・7番目の歯は大臼歯と呼ばれ、かみ砕いたり、咬み合わせの高さを維持するために重要な役割を果たしています。
これら前歯と大臼歯の間に存在する歯を小臼歯と呼び、抜歯対象とすることが多いです。

前から数えて4・5番目に当たる歯ですが、どちらかが歯科治療経験があるようであれば、そちらを抜歯対象としますし、どちらも同様に健康であれば、矯正治療に優位となる方を抜歯対象とします。

予後不良であると考えられる歯科治療既往の歯

予後不良の歯歯科治療経験歯であったとしてもきちんと治療が完了していれば、もちが著しく悪かったり、すぐに抜歯が必要になることはありません。

ただし、根の先に大きな膿みの袋をもっていたり、根が短くなってしまっていたり、根が割れてしまっていたりする場合、予後が不良であると診断される場合があります。

そのような歯をお持ちの場合、まず第一選択として、抜歯対象に検討します。部位によっては、どんなに工夫をしても矯正治療に活かすことが難しい場合もあります。

しかし、なるべく健康な歯を多く残して、お口の中の健康寿命をのばそうというコンセプトに則って治療方針を考えます。

永久歯は一度抜歯を行うと、もう生えてはきません。

また、歯を失うことへ抵抗を感じられるであろうことも理解できます。

なので、不必要にむやみに抜歯をすすめることは決してありません。

抜歯を治療計画に組み込まないと、安定した結果が得られないと明らかな場合にのみご提案させていただきます。

当院では、納得のゆくまで話し合いの時間を何度でもとらせていただきます。安心して治療を開始したいですね。

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記事監修者

ホワイトエッセンス渋谷 日本矯正歯科学会認定医 平沼 摩耶

所属学会・スタディーグループ・資格

日本矯正歯科学会 所属、東京矯正歯科学会 所属、日本顎変形症学会 所属、インビザライン認定ドクター(マウスピースを使った矯正歯科の資格)、インコグニト認定ドクター(裏側の矯正歯科の資格)

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