高齢でも自分の歯で嚙む為に歯周病と全身疾患の関係を理解しよう

コラム

高齢でも自分の歯で嚙む為に歯周病と全身疾患の関係を理解しよう

入れ歯を飲み込む

定年退職まで働いて、さあー息子も娘も結婚して、そろそろ孫も生まれて、第2の人生をエンジョイしようかと考えている方も多いのでは、ないかと思います。

しかし、歯のトラブルで老後に悩みを抱える人も少なくありません。食べるということは、生きていくうえでとても大事なことです。

食べた物は胃や腸から体内に吸収され、体を構成していきます。そして、エネルギーの源です。何よりも美味しく物を食べることは、人生の最大の楽しみでしょう。

そんな時に入れ歯で噛むと痛い、入れ歯の間に食べ物が挟まって痛い、入れ歯安定剤がないと食べれないとなると食べること自体がストレスへと変化していきます。

外食しても食べることがストレスですし、挟まった食べかすを入れ歯を外して洗わなければなりませんので、非常に大きなストレスになります。しかし失った歯は戻ってきません。

よく噛むことは脳を活性化し、認知症を防ぐという報告があります。また、入れ歯ではなくご自分の歯を保有している人に寝たきりが少ないという報告も多数あります。

噛むということは、全身の健康に大きな影響を与えています。

歯を失う原因1位は歯周病

歯周病は、歯の周りの病気と書きます。歯の周りは、通常骨に囲まれており、この骨が解けてしまい、支えのなくなった歯が揺れはじめ、最終的には抜け落ちてしまうという病気です。

歯周病の最も怖いのは痛みがないという点になります。つまり、気づいた時には手遅れで、抜歯を免れないという病気なのです。

歯を磨く老人

以前は、歯を失う原因1位が虫歯でしたが、歯ブラシと歯磨き粉が世の中に普及し、ほとんどの人が1日2回以上の歯ブラシを行うようになり、虫歯自体が減ってきています。

では、どうすれば歯周病を防ぐことができるのでしょうか?

歯周病を防ぐ方法

スウェーデン

スウェーデンでの実験ですが、定期的に歯医者さんに通いメンテナンスとクリーニングを受けた人と痛い時だけ歯医者さんに通った人では、どれくらいの歯の喪失に差があるのかを計測したところ、なんと定期的歯医者さんに通ったほとんどの方は、80歳で20本以上の歯が残っており、しかも身体の健康状態も、歯を失った人に比べて、良い健康状態を保っている人がほとんどだったそうです。

歯と健康に関しては、別にお伝えしたいと思いますが、皆さんもうお分かりですよね。

人は、歯の健康で人生が大きく左右されるのです。若い頃から、歯の重要性を理解して、歯医者さんにクリーニングとメンテナンスに通っていれば良かったと思われると思いますが、過去を後悔しても始まりません。

では歯を失って入れ歯で悩んでいる場合でも、解決する方法があります。

入れ歯は、入れ歯でも噛める入れ歯も物が挟まりにくい入れ歯も入れ歯安定剤がなくても噛める入れ歯があるんです。

昨今、ちまたでアンチエイジングという言葉を、耳にする機会が増えました。日本語でいえば「抗高齢化」「抗加齢」「抗老化」になります。

アンチエイジングは、時計の針を止めることではなく、時計の針が進むのを遅らせることになります。

日本人の寿命から見る健康と認知症リスク

老人夫婦

人間には、平均寿命と健康寿命があると言われています。

平成25年の日本人の平均寿命は女性が86歳、男性が80歳と、世界でもトップクラスの水準であることはご存知だと思います。

健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義づけられています。

だれもが、健康に長寿を全うしたいと願うものであり、介護状態になってしまうことを回避したいと思うのは当然ですよね。では、現状で日本人における、平均寿命と健康寿命の間にはどれほどのかい離があるのでしょうか?

平成22年の報告では、平均寿命と健康寿命との間には、男性では約9年、女性では約13年も乖離があると報告されています。

これはあくまで平均値ということですが、多くの高齢者は寿命が尽きるまでに、何らかの健康上の問題で日常生活が制限された期間を過ごしているということがわかります。

この健康寿命と平均寿命ですが、どうすればこの部分が一致してくるかといえば、やはり、歯の残存歯数を20本以上残すことではないかと思います。

歯を残すことにより、脳への刺激もさることながら、咀嚼という行為が胃や腸への負担を減らし、疾病を防ぐ効果があることは、間違いないです。

65歳以上の健常者を対象として、歯と義歯の状況を質問紙調査し、その後4年間、認知症の認定状況を追跡(N=4452)した。年齢、疾患の有無や生活習慣等にかかわらず、歯が殆どなく義歯を使用していない人は、20本以上歯を有する人と比較して、認知症発生のリスクが高くなることが示されました。

歯を失い、義歯を使用していない場合、認知症発生リスクが最大で1.9倍です。

65歳以上の健常者で、過去1年間に転倒経験のない人を対象として、歯と義歯の状況を質問紙調査し、その3年後、過去1年間に2回以上の転倒の有無を調査(n=1763人)した。年齢、要介護認定の有無等に関わらず、歯が19歯以下で義歯を使用していない人は、20本以上歯を有する人と比較して、転倒のリスクが高くなることが示された。歯を喪失し、義歯未使用の場合、転倒のリスクが2.5倍になった。

認知症患者の歯科的対応および歯科治療のあり方より引用

まとめ

噛む老夫婦

さて、今回のお話をまとめますと「歯を失うと第2の人生である老後を楽しむことが難しくなる」、「義歯の未使用が認知症リスクや転倒リスクを大きくする」になります。

老後を楽しむには、歯をどれくらい大事にするかで決まってきます。

また噛める入れ歯との出会いは、老後の楽しさを左右するということを忘れないでください。

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