親知らず抜歯後の後遺症は?

親知らずを抜歯することによって起こり得る後遺症はいくつかあります。

どの後遺症も高い確率で起こるものではありませんが、どんな内容なのか気になりますよね。

後遺症と、親知らずを抜かなかった場合のリスクを医師によく説明してもらい、天秤にかけて、抜くか抜かないかの選択をしてください。

1.上顎洞への穿孔

上の親知らずを抜いた場合に、まれに起こる可能性のある後遺症です。

特に、奥深くに親知らずが埋まっている場合に多く起こります。

上の親知らずの根っこの先が、上顎洞という鼻の空洞の近くにあった場合、親知らずを抜いた後にお口の中と上顎洞が繋がってしまうという後遺症です。

4mm以下の大きさの穴であれば、自然に閉じることが多いので、経過観察となります。

万が一なかなか穴が閉鎖しなかった場合は、積極的に穴を閉じるための処置が必要になることもあります。

2.下歯槽神経の損傷

下の親知らずを抜いた場合に、まれに起こる可能性のある後遺症です。

下あごの骨の中には「下歯槽神経」という神経が通っており、親知らずと神経の位置が近かった場合に、この神経が損傷し、しびれが出てしまうことがあります。

発生頻度は5~6パーセント程度と、高くはありません。

詳しくは「親知らず抜歯後の麻痺・しびれについて」の項目で詳しく説明したいと思います。

3.誤飲

親知らずを抜いた時に、歯や歯のかけらが飛んでしまい、間違えて飲み込んでしまう可能性があります。

食道の方に入ってしまえば、72時間ほどで便と一緒に出ますので、問題ありません。

確認のため、胸のレントゲンを撮影する場合もあります。

4.あごの骨折

めったに起こりませんが、親知らずを抜く際に力がかかりますので、その反動であごの骨の骨折を引き起こすことがあります。

特に、骨粗しょう症などにかかっている、高齢の方に多く見られます。

あごの骨が骨折してしまった場合は、骨折の部位にもよりますが、全身麻酔での手術が必要なることもあります。

このような危険もありますので、骨がもろくなる前に、若いうちに親知らずを抜いてしまうことがおすすめです。



関連記事