歯周病の痛み

 

健康な歯ぐき健康なお口の状態から歯周病の発病までには、3つの段階があります。

まず、健康なお口の場合です。

歯肉の色は、薄いピンク色で、出血したり、ブヨブヨせず、引き締まった弾力があります。

隣り合う歯と歯の間には三角形の形状でしっかりと歯肉が入り込んでいます。

歯肉に弾力があるため、歯並びが悪い場合を除き、歯と歯の間にものが詰まることは稀です。


 
歯磨き次に、健康なお口の状態の人が、数日お仕事が忙しかったり、体調不良のため歯磨きがいつもよりできなかった場合です。

歯肉は、健康な場合より、少し赤みが強くなり、ブヨブヨとまではいきませんが、歯肉がいつもより厚い印象を受けるかもしれません。

歯磨き時には、強く磨きすぎると出血するため、引っ掻き傷のような痛みを生じることがあります。

日常的にはまだ痛みは感じません。

痛みよりも、“サワサワする感じ”、“歯がかゆい”といった表現をする患者様がいらっしゃいます。

この段階が歯周病の1つ手前の段階「歯肉炎」です。

まだ炎症は、歯を支える歯肉でとどまっているため、その下にある骨(歯槽骨)は健康なままです。
 

歯肉炎が進行すると歯周病となる

 
歯周病第3段階が「歯周病」の段階です。

歯周炎よりも、粘膜の下ではより強く炎症が起こっているため、血管が太くなり血流が多くなる影響で、歯肉はより赤く、暗い色に変わっています。

隣合う歯と歯の間にあった三角形の歯肉の部分は、ぶよぶよと丸みを帯びて腫れています。

歯磨き時には、出血のほか、症状が重い場合には黄色や灰色がかった膿が出ることがあり、歯磨きが苦痛になってきます。

食事や会話の際に歯と歯が当たったり、強く噛みしめたりする際には、歯肉が弱っているため、力を受け止めることができず、強い痛みを生じるようになってきます。

何より、歯周炎と、歯周病の大きな違いは、歯肉の下にある骨(歯槽骨)が、歯周炎の場合には溶け始めているということです。

土台である骨(歯槽骨)が溶け出し、歯をしっかりと支えることができなくなっているので、歯に力が加わると痛みを感じるようになります。



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