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ポリグリップとタフグリップの比較と入れ歯安定剤(接着剤)の使い方のまとめ


ポリグリップとタフグリップは、入れ歯安定剤の2大巨頭になりますね。
どちらが良いのか?という質問を患者さんから聞かれます。
入れ歯安定剤は、入れ歯のガタツキをを抑えて、外れない状態にすることにより、安心して食事ができる製品となります。
2つの選択もさることなら、入れ歯安定剤の使い方を間違ってしまうと逆効果になってしまいます。

今回は、ポリグリップとタフグリップと比較と入れ歯安定剤の正しい使い方に関して、ご説明したいと思います。
 

1.ポリグリップとタフグリップの比較

 

 新ポリグリップSタフグリップ
安定剤のタイプクリームクッション
適合する入れ歯プラスチック床・金属床プラスチック床
適している入れ歯部分入れ歯・総入れ歯部分入れ歯・総入れ歯
味・においミント味薬品味
ピンク透明・ピンク
操作難易度易しい少し難しい
食べかす
入れ歯のかたつき少ないやや大きい
掃除しやすさ難しい簡単


 

2.ポリグリップの特徴

 

ポリグリップSポリグリップの特徴はクリームタイプという点です。
操作しやすく粘着力が高いです。

その反面、クリームが入れ歯に付着して取り除くことが難しいです。
お口の中に残りやすくティッシュなどで拭っても、すべてきれいに取り除くことは容易ではありません。
歯の周りに着いた入れ歯安定剤は、歯ブラシできれいに撮りましょう。そのままにしておくと虫歯や歯周病になりやすいです。

ポリグリップVクリームタイプの入れ歯安定剤は、広がりが良く、入れ歯が安定しやすいですので、使い勝手の良さを考えるとポリグリップなどのクリームタイプがオススメです。

ポリグリップは、唾液などの水分で溶けて安定をはかる材料ですので、常時、唾液で溶け出してしまいます。
長時間の使用は避けて、1日使用したら、入れ歯を外して、きれいに洗って、清潔な状態を保ちましょう。

 

2−1.ポリグリップ種類別特徴

 

 新ポリグリップS新ポリグリップ無添加新ポリグリップV
タイプクリームクリームクリーム
色素・香料あり無添加なし
ピンク
適している入れ歯どちらもどちらもどちらも
特徴爽やかなミント味無添加歯茎の健康
亜鉛なしなしなし
プラスチック・金属床どちらもどちらもどちらも

 

3.タフグリップの特徴

 

タフグリップクッションタイプは、クリームタイプと違く、溶けないという性質があります。
そのため、食事や唾液で溶けださないという利点があります。

1回の使用で、2〜3日使用することができます。
一度、使用後も、水洗いして使用できます。
また、タフグリップを使用したまま同じメーカーのタフデントという入れ歯洗浄剤を使用して、入れ歯を洗うことができます。

タフグリップ入れ歯のガタつきが大きい場合は、クッションタイプのタフグリップが有効です。
ガタつきが小さい場合は、タフグリップのクリームタイプがオススメです。

タフグリップの中でも、やわらかクッションタイプもありますので、症状により使い分けが必要になります。

 

3−1.タフグリップ種類別特徴

 

 タフグリップクッションやわらかタフグリップタフグリップクリーム
タイプクッションクッションクリーム
透明・ピンク半透明→ピンクたん黄褐色
適している入れ歯部分入れ歯・総入れ歯総入れ歯部分入れ歯
プラスチック床・金属床プラスチック床プラスチック床プラスチック床・金属床


 

4.タフグリップクッションタイプ使用方法

 

4−1.入れ歯の洗浄

 

入れ歯の洗浄入れ歯をきれいに洗います。
汚れやぬめりや食べかすが付いているとくっつきが甘くなります。
部分入れ歯のバネもきれいに洗ってください。

ティッシュなどで、きれいに拭きあげて乾燥させてください。
入れ歯が濡れているとくっつきが悪くなります。

 

4−2.歯のブラッシング

 

歯のブラッシング部分入れ歯の場合、患者さんの歯が残っています。
そのような場合、入れ歯だけではなく、ご自分の歯も綺麗に磨く必要があります。

入れ歯安定剤を使用する際は、バネをかける歯が歯周病や虫歯になりやすい傾向があります。
入れ歯安定剤を使用した場合も同じような症状が起こりますので、歯ブラシが重要となります。

入れ歯安定剤をつける前に、歯をキレイに磨いて、入れ歯もキレイにした状態にしましょう。

 

4−3.タフグリップを出して、入れ歯につける

 

タフグリップを出して、入れ歯につける約3センチほどの安定剤をチューブから出します。
乾燥した入れ歯に指でまんべんなく広げます。
最後に指に水をつけて広げます。

できるだけ均等に広げるのが、ポイントにです。

 

4−4.お口の中で、ゆっくりかんで押さえる。

 

入れ歯を定位置に運んで、ゆっくりかみしめます。
その際に、入れ歯のポジションがずれているといつもの定位置で咬めませんので、注意してください。
そのため、ギュッと咬み締めるのではなく、ゆっくりと咬んでいくのが、ポイントになります。

1度咬んでかみ合わせが安定したら、外して余剰な部分を取り除きます。
時間をおかずに入れ歯をお口の中に戻しましょう。

入れ歯を戻した際に、かみ合わせが安定していれば問題ありません。

 

4−5.入れ歯安定剤をはがす。

 

入れ歯安定剤をはがすタフグリップの特徴は、クリームタイプと比べて、一塊で剥がしやすいです。
入れ歯に安定剤が残ったりしませんので、使い勝手が良いです。

写真のように広がっていますので、指で入れ歯安定剤を丸めるように剥がしていきましょう。

 

5、ポリグリップクリームタイプの使用方法

 


 

5−1.入れ歯の洗浄

 

入れ歯の洗浄入れ歯安定剤をつける際は、何れにしても入れ歯をきれいにする必要があります。
入れ歯が汚れていると入れ歯安定剤が入れ歯にくっつきませんので、効果が得られないことになります。

 

5−2.歯ブラシ

 

歯ブラシ部分入れ歯の場合のみになりますが、天然の歯が残っている場合、入れ歯安定剤を使用すると汚れが溜まりやすく、歯肉も呼吸がしづらい状態になります。
つまり、虫歯や歯周病になりやすい環境となりますので、入れ歯安定剤を使用する前に、ご自分の歯をキレイに歯ブラシしましょう。

 

5−3.ポリグリップを入れ歯につける

 

ポリグリップを入れ歯につける使用は1日1回で、総使用量は約3センチです。
これ以上、使用が必要な場合は、歯科医院での調整が必要なサインだそうです。

ぬりすぎてしまうと浮いてしまったり、かみ合わせが変化したりしますので、気をつけてください。
写真のように少量づつ細かく塗布した方が良いです。

 

5−4.入れ歯をお口の中へ

 

入れ歯をお口の中へ入れ歯入れる前に水でゆすいで、湿潤下にします。
入れ歯をお口の中へ運び指で定位置にへ押し込みます。
その後、歯で定位置まで咬みこみます。唾液で少しずつ溶けて30分から60分で、効果が出てきます。

 

5−5.入れ歯安定剤をはがす

 

入れ歯安定剤をはがすクリームタイプの入れ歯安定剤をはがすのは、結構大変です。まず、お口の中に残ったポリグリップをティッシュで拭いとり、歯に残ったポリグリップも歯ブラシでキレイに落としてください。
 その後、入れ歯についたクリームタイプの安定剤をティッシュでキレイに取り除いてください。入れ歯に安定剤が残っていると、細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいますので、しっかり取り除いて、夜間は入れ歯洗浄剤につけておきましょう。
 入れ歯洗浄剤に関しては、「入れ歯博士推奨!おすすめ入れ歯洗浄剤ベスト10」を参考にしてください。

 

6.入れ歯安定剤使用の注意点

 

入れ歯安定剤使用の注意点長期間の使用は、避けましょう。(長期間使用しますと歯茎が痩せたり、部分入れ歯の場合、虫歯や歯周病になりやすいです。ガタつきがある場合は、歯科医院で調整してもらいましょう。)
傷や痛みがある場合は、使用を避けましょう。(傷がある場合は、傷の炎症を助長させてしまう場合がありますので、歯科医院を受診しましょう。)
寝たきりや介護が必要な方は、使用を避けましょう。(寝たきりや介護が必要な方は、入れ歯安定剤が喉に詰まったり、誤嚥性肺炎になる可能性がありますので、使用を避けましょう。
少量より使用を開始してください。(入れ歯安定剤を多量につけても、入れ歯が浮いて逆効果になりますので、少量を使用して、1日に3センチ以上使用する場合は、歯科院を受診して、調整をしてもらいましょう。
使用後は、速やかに入れ歯を洗い清潔な状態を保ちましょう。(入れ歯安定剤は、そのままにしておくと細菌の温床になります。キレイに取り除き、お口の中に残っている安定剤もティッシュや歯ブラシでキレイに落としましょう。残っていると誤嚥性肺炎の原因になる場合があります。
注意点に関しては、入れ歯博士が贈る「入れ歯安定剤の選択・使用方法」も参考にしてみてください。

 

ポリグリップとタフグリップの比較と 入れ歯安定剤(接着剤)の使い方のまとめ

 

入れ歯安定剤の2代巨頭であるポリグリップとタフグリップですが、それぞれメリット・デメリットがありますね。

ポリグリップのクリームタイプは、入れ歯のガタつきが少ないケースに少量つけて、安定させるに、ぴったりな材料ですね。
タフグリップのクッションタイプは、入れ歯のガタつき大きいケースに少量つけて、安定させる材料ですね。

いずれの場合もですが、ガタつきがある入れ歯は、歯科医院で裏打ちをしてもらい、安定させた方が良いですので、入れ歯安定剤の長期間の利用は避けましょう。

 

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