インプラントのために骨を増やす方法

 

GBR

image29垂直的・水平的に骨の幅や高さがない時に骨を移植したり、人工骨を盛り足すのがGBR(骨造成)です.

歯を抜いた後は骨が萎縮して膨らみを失い、凹んでしまうことが多くなります.

残った骨のみだけでインプラントを計画しようとした場合、神経や血管といった重要な組織を傷つけてしまう危険性が出ます.

フィクスチャーが骨全体で覆われていない状態では、骨との結合力や感染のリスクに大きく影響を及ぼします.

そのため安全にインプラントを埋入するためのアプローチがGBRになります.

骨移植

image30自家骨移植ともいい、自分の骨をインプラント部に移植するという方法になります.

例としては下顎の先端であるオトガイという部分から骨をブロックで採取し、移植部分にネジで固定するという方法になります.

自分の骨ですので、生着しやすく、感染のリスクも少なくなります.

ただし術野が2ヶ所と侵襲も大きくなります.

人工骨とは

image31人工骨というと嫌なイメージをもつかもしれませんが、長年生体安全性が確認されてきたものばかりです.

人工骨の1つにBio-Oss)という牛由来の骨があります.

15時間の高温加熱処理が施されており、品質上は問題のない材料になります.

ソケットリフト

image32上顎の奥歯の部分の骨の厚みが5㎜以上あるものの、インプラントの長さに足らない場合に行う治療法です。インプラントが上顎洞に貫通してしまうのを避けるため、上顎洞の粘膜をオステオトームという器具で槌打します.

上顎洞の粘膜を垂直的に挙上し、そこに人工骨を填入してからインプラントを埋める手術です.

 

サイナスリフト

image33上顎の奥歯の骨の垂直的な厚みが5㎜未満であり、インプラントを埋入するだけの骨がない場合に行う治療法です.

これは歯茎を横から開き、骨に窓のような穴をつくります.

上顎洞を直視した状態で上顎洞粘膜を垂直的に持ち上げます.

残存している骨の厚みによって同時にインプラントを埋入する場合(1回法)と、当日はサイナスリフトのみで骨をつくって次回インプラントの埋入を行う場合(2回法)とに分かれます.

ソケットリフトに比較すると新種は大きくなりますが、術野を直接見て行えるので治療の確実性が増します.

 



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