知覚過敏の治療費

 

知覚過敏は保険適応です

毎朝の歯磨き時に、冷たい水でうがいをしようとしたら、「キィーン」と歯がしみる、歯ブラシの毛先が当たると一瞬痛みや不快感があるといった症状に悩んでいませんか.

これは、知覚過敏の症状です.

知覚過敏の症状がある歯は、誤った歯磨き方法により、歯肉に近い部分がえぐれていたり、かけていたりすることで、ご自身で鏡を見て確認できる場合と、部分的な歯質の欠損はないものの、歯の表面が脱灰(ダッカイ)という虫歯の初期症状により荒くなってしまっている場合の2つのパターンが考えられます.

それぞれどれくらいの治療費がかかるのかシミュレーションしてみましょう.

 

第一選択ホームケア

ドラッグストアやスーパー、ホームセンターのデンタルケア製品の売り場には、“知覚過敏”と表示されたパッケージの商品が複数あります.

特に効果があるのは、虫歯予防と同様に歯の再石灰化を促進する“フッ素”配合のものや、神経の痛みを感じるスイッチをONにしにくくする“硝酸カリウム”が配合されたものが有効です.

1か月分がワンコインで購入できますので、症状がまだ少ない場合にはこれらの商品をつかってひとまずホームケアから始めてみましょう.

 

正しい歯の磨き方

冷たい水がしみたり、歯ブラシが当たると痛みを感じるようになると、歯磨きをすることが嫌になってしまうかもしれません.

しかし、虫歯予防、歯周病予防同様に知覚過敏の予防にはプラークコントロールが大切です.

プラークコントロールをすることで、歯の表面を清潔にし、歯の再石灰化に最適な環境を作ることができます.

歯を何度も磨いていることと、上手に磨けていることは全く別の話です.

小さなころに、親御さんから教えられて習得していく歯磨き習慣ですが、ご自分の磨き方が上手に汚れを落とすことができているのか、ぜひ一度歯科医院で評価を受けてみてください.

歯科医院では、歯の汚れが付いた部分をピンク色に染めだす薬品により、自分が前歯の裏側を磨くのが苦手なのか、それとも利き手側の小臼歯部分を磨くのが苦手なのかなど、視覚的にとらえることができます.

歯科医師や、歯科衛生士から効率的で正しい歯磨き方法の指導を受けたうえで、毎日のホームケアを行うことが重要です.

歯科医院で歯のクリーニングを受ける際に、歯磨き方法の指導を受けることができます.

新患で来院した場合、保険適応で2000円~3000円の負担が予想されます.

 

歯が削れてしまっている場合

間違った歯磨き方法により、強い力がかかってしまい歯の一部が削れてしまうことがあります.

この場合、削れてしまった部分の象牙質が刺激を受けやすくなっているので、虫歯や知覚過敏になりやすくなっています.

歯科医院では、削れてしまった部分をコンポジットレジンという物質で修復することで、見た目も、虫歯や知覚過敏のリスクも治療することができます.

治療費は歯の部位や、本数によって異なりますが、一本あたり保険適応で1000円ほどの負担がかかります.

 

薬剤の塗布によるコーティング

歯が削れてしまっていないが、冷水がしみるなど、刺激によって痛みが生じる場合などは、表面にコーティング剤を塗って治療をすることも可能です.

知覚過敏処置というもので、3歯までと4歯以上で保険上の値段に差がありますが、負担金額は初診料等を含めてご負担の金額は1000円から3000円といった範囲かと思われます.

 

神経の処置

上記の治療方法でも症状が改善しない場合には、最終手段として歯の神経を抜いてしまうことがあります.

抜髄と言われる処置です.

しかし、虫歯で保存が不可能な歯の神経を抜くこととは異なり、一般的に歯科医師が積極的に行う処置ではありません.

この場合の治療費は虫歯と同様に、歯の種類によって値段が異なります.

一番高額な大臼歯の処置の場合、保険適応の3割負担で3000-4000円程の負担となります.

 

まとめ)知覚過敏の治療費

どのような症状についても共通に言えることですが、やはり症状が小さなうちであれば、治療費用も少なく済みます.

まずはご自宅でのホームケアから始めることで知覚過敏を予防し、症状が気になる場合には早め早めに歯科医院を受診しましょう.

知覚過敏は保険適応が可能な治療です.

歯科医院で正しい歯磨き指導を受けて、症状を悪化させないことがお口の健康維持や、お財布への負担を小さくすることに有効な手段といえます.



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