知覚過敏原因

 

歯が“しみる!”知覚過敏の原因とは

食事のあとは毎回きれいに歯を磨いているのに、歯が痛い・しみるといった経験はありませんか.

冬の朝、歯磨きの際に冷たい水で口を濯ぐと「キィーン」としみる、「アイスが食べたいのだけど、痛痒くて」といった表現をされる患者様もいらっしゃいます.

これが知覚過敏(ちかくかびん)の症状です.

 

知覚過敏≠虫歯。きれいに磨いたはずなのに

知覚過敏の症状を訴えて歯科医院に来院される患者様のお口の中は、多くの場合、とてもきれいなことが多いです.
相対的に、毎朝、毎晩の歯磨きのほかに、ランチの後にもしっかりと歯を磨く習慣のある健康志向の高い方が多いように感じられます.

そのため、お口の中に着色のひどい虫歯や、歯を抜かなくてはならないような痛みを伴う虫歯は見受けられません.では、この不快感を与える知覚過敏とはどういった原因でおきるのでしょうか.

 

知覚過敏の原因

歯は3つの層で構成されています. 外側からエナメル質、象牙質、そして歯の根っこの部分にはセメント質という物質で構成されます.

知覚過敏が、どのようなメカニズムで起きているのかは根本的なところまではまだ解明されていません.

現在、わかっているのは、エナメル質が何らかの原因でなくなってしまうと、そのすぐ下にある象牙質に刺激が加わることで痛みや不快を感じるということです.

では、どのようなきっかけでエナメル質がなくなってしまうのでしょうか.

 

エナメル質がなくなる原因

その原因の多くは、実は間違った歯磨き習慣や食生活にあります.

では、原因を5つ下記にご説明します.

知覚過敏を予防する生活習慣の見直しにぜひご確認ください.

1. 歯磨き

歯磨きしすぎも実は、歯のエナメル質に大きな負担をかけています. 歯を一生懸命大切に磨いているが、その方法が間違っている人の歯は、ご自宅の鏡で確認することができます.

特に犬歯や小臼歯など歯ブラシを横に動かすことが多いパーツの歯を見てみてください.

歯肉に近い部分が、削れて窪んではいないでしょうか?

2. 歯ぎしり

家族に眠っているとき歯ぎしりがひどいといわれたことはありませんか?

または、朝起きると顔の筋肉が痛かったり、肩こりが慢性的に悩んでいたりすることはありませんか?

実はこの歯ぎしりによって、強く噛みしめる力がかかると、間違った歯磨きと同様に、歯肉に近い部分のエナメル質が破損してしまうのです.

3. 酸性の食べ物や飲み物

健康や美容のため、ビネガードリンクを飲んでいるという女性にも知覚過敏の症状がみられます.

程よい酸味のフルーツビネガーの飲み物はとても美味しく爽快感があるのですが、飲み終わった後には、お口を濯いだり、お水を飲んで酸性度を薄めるようにしてください.

お口の中が酸性に傾いたままだと、エナメル質からカルシウムが溶け出し、象牙質に刺激がかかりやすくなってしまいます.

4. 真っ白な歯とホワイトニング

真っ白な歯の笑顔はとても魅力的です.

しかし、やりすぎも禁物です。ホワイトニングでは、お薬を使って歯を白くしていきます.

そのため、ホワイトニングを行っている間は知覚過敏の症状が起きやすくなっています.

お薬を使うことを中止することで症状は改善しますが、ホワイトニングを行う際には、知覚過敏の症状の有無などを歯科医師にきちんと伝えて、健康できれいな歯を手に入れましょう.

5. 歯肉の減少

加齢により、歯肉がやせてしまったり、歯周病により歯と歯肉の接着が悪くなると、象牙質への刺激が伝わりやすくなり知覚過敏の症状が出ることがあります.

この場合は、定期的な歯科医院への通院によるメインテナンスが有効です.

定期的にクリーニングや治療を行うことで症状の進行や歯周病の予防を行うことができお口の健康維持に最適です.

 

知覚過敏を起こさないためにできること

実は、知覚過敏は歯科の領域では根本的な治療方法が見つかっていないのが現状です. 知覚過敏が起こる主原因は、エナメル質が減ってしまうことによる象牙質への刺激が大きくなることと考えられています. 今回、5つの原因についてご説明しましたが、いずれも毎日の歯磨き習慣や食生活の見直し、そして定期的な歯科医院でのトリートメントで予防することが可能です. “キィーン”とした痛みや不快感がある場合には、症状がひどくなる前にかかりつけの歯科医院に相談をしてみましょう.



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