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歯を抜きたくない!残す秘策は歯を引き上げることだった!?


虫歯が大きく進行した場合はたとえ歯が一部残っていたとしても保存出来ないことがあります。
残根といい、歯が虫歯で頭(歯冠)を失い、根(歯根)だけになってしまうと差し歯を入れることができなくなります。

ここでは、そのような状態でも歯を残して差し歯を入れることが出来る方法の1つである“矯正的挺出”による治療法を説明します。

残根は抜かなくてもよい!?

洋子
先生、この根っこだけの歯は抜かなくてはだめでしょうか。差し歯を入れられないから抜かなきゃダメだと以前言われました。
渋谷太郎
差し歯を入れるには虫歯が残っていないこと、歯茎の上には一定の長さの歯が残っていることなどが条件です。
歯茎の中では差し歯がくっつきませんから入れることはできません。
どのような状態かで診断が変わってきます。
洋子
残すことも可能なのでしょうか。
渋谷太郎
健康な歯が残っていた場合、歯を引っ張り上げることで健康な歯を歯茎の上に出してあげれば残すことが可能な場合があります。

部分矯正の1つなのですが、これによって抜歯を免れるケースも多々あるのですよ。

洋子
矯正ですか?
長い期間かかるのですよね。
渋谷太郎
単純なものであれば1〜2ヶ月で引っ張り上げることが出来ます
その後は、後戻りしないように期間を置いたり、歯を引っ張ると周りの骨や歯茎の形態が変わるので、修正を行ったりします。

歯を動かす矯正治療によって根っこだけの歯を残すことができるかもしれません。
ただし時間は少しかかり、また保険適応外となるため10〜15万円の費用がかかってくることがあります。
 

矯正的挺出の流れ

  1. 根管治療
  2. 根管治療挺出を行うような歯というのは虫歯が歯の奥深く神経まで及んでいるケースになります。そのためまずは虫歯を除去し、感染している根の内部の細菌をなくす処置(根管治療)が必要になってきます。

  3. 歯の内部にワイヤーを固定する
  4. 歯の内部にワイヤーを固定する根管治療が終わった歯の内部に歯を引っ張るためのワイヤーを固定します。
    ワイヤーが抜けないように材料を流し込んで固めます。

  5. 引っ張られる歯の両隣に橋を設けてゴムで引っ張る
  6. 引っ張られる歯の両隣に橋を設けてゴムで引っ張る歯を引っ張るのに両隣の歯を固定源に利用します。
    両隣の歯にまたがる長さのワイヤーを準備し、協力な接着剤でくっつけます。
    このとき、根の中に差し込んだワイヤーとの間には引っ張るための一定の距離を確保しておきます。
    このワイヤー間をゴムで結びつけ、そのゴムの力で歯を引っ張り上げます。

  7. 引っ張り上げた歯の形を整える
  8. 引っ張り上げた歯の形を整える1〜2ヶ月程かけて歯を引っ張り上げます。
    その間はゴムを調整することがあります。
    その後、ワイヤーをそれぞれ外し、上がってきた歯の形態を整えて被せ物を作る準備に入ります。
    歯を引き上げると歯を支える周りの骨なども一緒に出来てきますので、必要に応じてそれらの歯周組織の修正も行います。

  9. 差し歯を作る
  10. 差し歯を作るここまで来ると差し歯を入れることが出来ます。保存不可能であった歯も、このような矯正的挺出を行うことで再度機能を回復することが出来るのです。

歯を抜きたくない!残す秘策は歯を引き上げることだった!?のまとめ

全ての症例においてこの治療が適応になるわけではありません

虫歯があまりにも歯茎の奥深くにありすぎたり、その歯を支える骨が重度に歯周病で溶けてしまっている場合などでは対応出来ないことがあります。

ただしこの治療法によって残せなかった歯が残せるような状態になれば、歯の寿命を延ばせることにつながりますので、歯医者さんと相談してみるのもいいですね!

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