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歯がぐらぐらする!?これは危険信号のサイン?


A子
先生、私最近上の歯がぐらぐらする感じがするのです。大丈夫でしょうか。
渋谷太郎
歯が動く感じがするのですね。痛みはありますか?
A子
痛みはないのですが、以前より動いている気がするのです。
渋谷太郎
そうですか。歯がぐらぐらする原因もいくつかありますので、では診てみましょう。

歯がぐらぐらする原因1「生理的動揺」

歯根膜実は健康な歯も動きます。
動かないのは骨と完全に結合してしまったインプラントだけです。
ではなぜ動くのでしょうか。

歯には「歯根膜」という歯と骨をつなぐクッション的な組織があります
この歯根膜は噛んだ力を緩衝してくれる働きがあり、歯を守ってくれる組織ともなっています。

自分で確認するのは困難なレベルかもしれませんが、0.2㎜の範囲で正常な歯にも動きが認められます。

私の歯茎は腐ったトマト!?

腐ったトマトCMなどで腐ったトマトに歯が乗っている映像を見たことがありますか?
歯周病により歯を支える組織が失われてしまうと歯がぐらぐらし、仕舞には自然脱落してしまうことがあります。


A子
先生、なんで私の歯はぐらぐらしているのですか。

渋谷太郎
A子さん、それは歯周病にかかっているからですよ。
A子
歯周病ってよくテレビなどで聞きますが一体どんなものなんですか?
恥ずかしながらあまりわからなくって。
渋谷太郎
歯周病とは、歯を支える歯槽骨と呼ばれる骨が溶けてしまう病気です。
A子
骨が溶けるのですか?!
渋谷太郎
そうです。
骨が溶けるというのは、それは恐ろしい病気なんですよ。
例えて言うなら植木鉢の土がどんどん痩せていって根っこが見えてきてしまっているような状態です。
A子
治すことは出来るのでしょうか?

渋谷太郎
はい。歯周病の治療と毎日のセルフケアをしっかりと行えば歯周病も治すことが出来ます。

歯がぐらぐらする

 

歯がぐらぐらする原因2「歯周病」

 

歯を支える骨を溶かす恐ろしい病気が歯周病です。
歯周病は今や成人の80%以上が持っていると言われる感染症です。糖尿病や心筋梗塞など全身疾患との関連性も言われてきており、その注目度が高まってきている病気です。

図で理解する!歯周病の進行レベル

 

  1. 【正常】
  2. 正常な状態健康的な状態の時は歯を支える骨と歯茎には特に大きな問題がなく、歯茎はきれいなピンク色をしています。

     

  3. 【歯肉炎】
  4. 歯肉炎初期の炎症で起こるのが歯肉炎です。プラーク(歯垢)が歯茎に限局して炎症を起こします。
    歯茎が腫れたり、赤くなっていることがあります。歯磨きをしても出血がしやすい状態になります。

    骨には異常はなく、きちんとしたブラッシングと歯石を除去することで解決することができます。

     

  5. 【軽度歯周炎】
  6. 軽度歯周炎歯槽骨にまで炎症が波及しているものを歯周炎と言います。
    歯肉炎が更に悪化すると歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)がどんどん深くなり、汚れも停滞していきます

    軽度の歯周炎は歯根の長さの1/3ほどの骨吸収が起きている状態を示します。

     

  7. 【中等度歯周炎】
  8. 中等度歯周炎歯周炎も中等度になると歯槽骨の吸収が更に進んでいきます。
    歯根の長さの1/3〜1/2程度まで消失していると言われます

    ここまで来ると歯茎も痩せて歯根が口の中に露出してきますので、冷たいものが凍みたり、また歯根は組織的に軟らかいので虫歯になるリスクも高くなってしまいます。

    歯茎の腫れも強くなってきて炎症を起こす汚れが残存しやすくなるため、口臭なども生じやすくなります。
    この段階まで来ると歯のぐらつきも現れてきます。

     

  9. 【重度歯周炎】
  10. 重度歯周炎歯槽骨の吸収が著しく、歯根の1/2以上が消失してしまっています。
    骨の支えがないため歯のぐらつきは大きく、歯茎の組織とかろうじてくっついているような状態です。
    指で触っても上下左右に大きく動いてしまいます。

    もちろん満足に噛んで食事をとることも出来ません。
    歯茎の腫れも大きく生じ、膿が出てくることさえあります。劇的な痛みを急に発することもあり、非常に危険な状態となります。

 

歯がぐらぐらする原因3「歯が割れている」

歯が割れている歯の神経(歯髄)をとって差し歯が入っている歯に多い傾向があります。
神経を除去した歯は栄養供給されなくなるためもろくなりやすくなります。機能や見た目を回復させるために差し歯が歯に差し込まれていたような場合、歯より硬い差し歯の金属などを支点として歯が負けてヒビが入るなんてことがあります。

そういった場合、割れた部分からの細菌感染が起こり、歯槽骨がやられてしまって歯がぐらついてしまうことがあります。

 

歯がぐらぐらする原因4「噛み合せで強く力がかかっている」

歯ぎしり歯根膜で緩衝出来る力を超えて過度に力がかかった場合、歯の動きが大きくなる時があります。

許容以上の力が歯にかかると、それを支える歯槽骨に炎症が起こり、歯周病と同じように骨が溶けてしまうのです。

支えを失った歯には通常範囲の噛む力でも動揺が生じてきます。
また本来全体で噛む力を支えるべき所を一ヶ所に集中してしまうことで負担が大きくなり、痛みや歯根破折が生じてくることがあります。

 

歯がぐらぐらする原因5「外傷」

ボクシングによる顎のズレ転んだりスポーツなどで顔を打撲した際は、怪我により歯がぐらついてしまうことがあります。
脱臼もその1つです。
歯が埋まっている骨からズレたり、完全に抜け落ちてしまうと、元に整復しても生着するまで時間がかかります。
その間はちょっとした刺激でも動いてしまうため、緊密な固定が必要になります。

 

歯がぐらぐらする原因6「乳歯のままだった」

乳歯のままだった永久歯に生え変わらず乳歯が残っている場合があります。この原因としては永久歯がもともとなかったことや、乳歯の歯根吸収がスムーズにいかずに晩期残存してしまっていることなどが挙げられます。永久歯に比べて骨とのつながりも弱く、動きやすい状態であることもあります。

 

歯がぐらぐらする方への歯医者からのアドバイス

柳沼
どうだったでしょうか。
この中で最も多く、誰もが起こりやすいのは“歯周病”による症状です。
歯周病は国民の80%以上が感染していると言われています。
毎日ご飯を食べるので口の中は汚れもたまりやすく、また過酷な環境です。
定期的なチェックとメインテナンスを行い、歯周病の予防に努めましょう。

歯がぐらぐらする要因には様々なことが考えられます。
いずれにしても何かしらの信号を送ってくれているのは確かです。

歯がぐらぐらするのが気になったり、痛みや腫れなどが生じてきた場合は歯医者さんで相談されることをお勧めします。


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