歯科矯正用アンカースクリュー

image1矯正治療では、歯をどちらにどのくらい動かすのか、その計画によっては、オプションとしてヘッドギアと呼ばれる顎外固定装置が多く使われてきました。

効果的な装置なのですが、自宅で、主に寝ている間を中心に使用していただく装置なので、治療の結果が患者さんの使用協力度に大きく左右されるという欠点がありました。

image2とくに大人の方は睡眠時間が十分にとれず、使用しようという気持ちはあるものの、十分に使用できないということも多く見受けられました。

そこで、ヘッドギアの代わりに使用する装置のひとつとして、歯科矯正用アンカースクリューが開発されました。

image3このネジのような装置は骨に埋入するもので、24時間継続した効果が見込めるため、治療の結果が患者様の協力度によるということがなくなります。

生体への害が少なく、骨との親和性が高いチタンという材質で作られており、一生涯体内に埋設する人工関節などにも応用されています。

矯正治療では、歯を支えている骨に埋入し、これを固定源として歯を移動するため、歯を効率的に移動できるようになりました。

 

埋入時の注意点

➢ 埋入後は、化膿止めと痛み止めのお薬が出ますので指示に従って飲んでください。ほとんどの場合、術後に痛みがでることはありません。万一痛むようでしたら、痛み止めを飲むようにして下さい。

➢ 術後2週間は、スクリュー周囲のブラッシングは避け(他の部位は良くみがいてください)、スクリューに力がかからないように注意してください。スクリューを指で触るなどの行為は絶対に行わないでください。

➢ 術後2週間を過ぎたら、スクリュー周囲にも歯ブラシを軽く当てて歯垢を良く落としてください。電動の歯ブラシは使用しないでください。

➢ 十分に注意しても、骨の硬さ、体質によってスクリューが脱落する場合があります。その場合はもう一度埋入しなおします。稀に、どうしてもスクリューの安定が得られないときは、他の装置に切り替える場合もありますので、ご了承ください。

➢ 治療後はスクリューを除去しますが、痛みも無く、簡単に取り外すことができます。

 



関連記事